購入するときは、大体、初期の購入費用と20年間の収入で表面利回り10%なんて説明がメインかと思います。で、実際に必要な費用の説明も契約の段階ではあるのですが、もう購入する気になっているので、聞き流している部分もあるかと思いますが、実際はいろんな費用が必要になります。
イニシャルコスト
ここでは、提案書には記載されていないことがあるものについてです。
- 連系工事負担金・・・電力会社との連系工事は、発電事業者が負担することになりますが、なかなかの金額になります。
- ソーラー保険料・・・おそらく購入時に10年一括の契約が多いと思います。
- 土地取得税・・・土地を購入して始める場合は、発生します。
ランニングコスト
- 固定資産税・・・土地と発電設備に掛かってきます。
- メンテナンス費用・・・メンテナンス契約が条件になっている場合があります。
- 自治会費・・・発電所の設置場所の自治会に納めないといけない場合があります。
- 消費税・・・4基ぐらい持たないと売り上げが1000万以上にならないので、通常は、非課税業者ですが、購入時に支払った消費税を還付してもらえる場合があります。(そのためには、購入年度(開業年)から課税業者になって、3期分の消費税を支払う必要があります。なので、開業時に還付される消費税と3期分の消費税を計算してから判断する必要があります。)
- 会計ソフト・・・太陽光発電の場合、仕入れがないので、収支は簡単なので、無くても出来そうですが、確定申告をするときの計算にはあった方が楽です。「減価償却」、「消費税」等など、正しいのか、間違ってるのか自力でやると良くわからないです。税理士さんのお願いすることも可能ですが、当然、費用が掛かります。
- ローン返済・・・ローンで購入した場合は、必要になります。
- ソーラー保険料・・・10年後に更新が必要になります。
- 撤去費用・・・20年のFit終了後も使用可能ですが、何れ撤去しないといけない日がきます。
- 修理費・・・パワコン等の修理費用(こちらもメーカ保証は10年と15年)
まとめ
販売価格に含まれていない費用が発生する場合があります。これは、業者により異なると思いますので、提案書(見積書)を良く確認しましょう。上記の費用は調べれば大体分かりますので、トータル費用と売電の収益(こちらも20年Fit価格は固定なので計算できます)が最終的な判断になります。
発電量のシミュレーションが正しいかどうかが一番のポイントになります。
会社の一つの事業であると考え、しっかり検討してから始めしょう。ただ、失敗したら責任をとるのは、自分です。ただそれだけです。
ではでは。
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